奏奏が提案する保養とは
東日本大震災時の原子力発電事故後に、松本市内に福島から自主避難の被災者と避難者支援活動の市民とが中心になって福島の子どもたちが親元を離れて寮生活を送るプロジェクト「まつもと子ども留学基金」が立ち上がります。子どもたちの卒寮後の現在、被災地の放射線量の高いエリアから一定期間離れ、心身を整える保養リトリート事業をメインに奏sousouを運営しています。
奏奏sousouの保養事業は3つの視点から実施してきました。
- 環境下に拡散してしまった放射性物質から離れる。
- 制限された外遊びや自然体験活動をできるだけ取り戻す。
- からだと心を休めて健康を取り戻す。
今後、奏奏sousouは、未病の段階で保養が必要になった人たちを対象に療養を目的に行う養生型保養を実施していきます。保養とは一定期間日常から離れた場所で過ごし、疲れたこころやからだを癒し、健康を回復することです。
自然環境に恵まれた施設に滞在し、栄養を補給し、からだを気持ち良く動かしたり温めたりしながらバランスがよい身体を取り戻すための養生の実践場です。養生とは自らのからだを大切にすること。日本古来の伝統医学と大陸から伝わった中国医学とが混ざり合いながら発展してきた歴史があります。
具体的には快医学、鍼灸、薬草などの自然療法を取り入れ、運動とよもぎ蒸しで汗を出して老廃物を排泄し、免疫力を高めて病気を予防します。また自然体験、表現活動を通して心身のバランスを整えることを目的にして、夏休み等の長期休暇を利用した親子自然療法体験と音楽やアートのワークショップを実施予定です。
今後の展望として、被災地だけではなく、広く全国の方々が保養を体験するプログラムを企画しながら、海外の保養事情の調査研究をしながら日本国内の保養の現状を知ってもらうきっかけにしていきます。
施設は松本市四賀地区内の自然豊かな環境にあります。地区内には近年若い世代の移住者が増え、奏奏sousouが目指す保養の理念を共有できる地域の人たちとの協働の中で医、食、住環境を心地よい方向に持っていき、奏奏sousouを起点に地域のみなさんにも参加していただけるような保養リトリート構想を実現させていきます。

投稿者プロフィール

- 鍼灸師 東京医療福祉専門学校卒業 鍼灸学校時代に瓜生良介先生提唱の快医学に出会い、1994年福島県郡山市に快医学・鍼灸「はしもと治療室」を開設。快医学講座を各地で開催している。
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